僕とPerlと時々::Okinawa

YAPC::Okinawaに行ってきた

今の時期に沖縄に行くことは、多くの知人に疑問に思われたのは確かである。正直僕も疑問に思っていた。しかし沖縄は22度とそれなりに暑く、僕の望んでいた暑い沖縄は十分味わえたと思う。

単刀直入に言うと、3月に沖縄に行った理由は、YAPC::Okinawaに参加するためだった。

そもそもYAPCとは、

YAPCは"Yet Another Perl Conference"の略称です。
元々アメリカのPerl Conferenceがルーツで、OSCON等の高い参加費を払わないと参加できないカンファレンスではなく、
Perlに関係する人なら誰でも気兼ねなく参加できる「草の根活動」的なカンファレンスとしてはじまりました。

というものらしい、と事前に調べてみた結果を載せてみる。 ※ YAPC::Japan(JPA) より参照

ちなみにPerlと言うものは、プログラミング言語の一つで「ウェブ・アプリケーション、システム管理、テキスト処理などのプログラムを書くのに広く用いられている(Wiki調べ)」らしい。

  「この言語ってカンファレンス開くほど面白いのか?どんなことに役立つの?それってPHPとかでよくね?」というのが調べた時のPerlを知らない僕の本音である。   

友人から「おもしろイベントがあるから行こう」と誘われて、とりあえず応募。日本のYAPCには学生交通費支援と言うものが有り、当選すれば5万円まで宿泊人交通費を支援してくれる。それに申込んだところ、見事当選したのでとりあえずJALと安いホテルを取って沖縄行きを待つことにした。

そして出発前日、ワクワクしながらスーツケースを整理していると衝撃の事実が発覚した。

前日まで一文字もPerlを書いたことがない

Perlのカンファレンスに、PerlのPも知らずに行こうとしていた事実。
流石にやらんと殺されると思った。が、いつも徹夜してるくせして「一夜漬けはよくない」と都合良くそんなことを思ってとりあえず寝た。
旅先で言語と運命的なであいをした的なノリも期待してた。ホントだってば。

飛行機 -> YAPC::Okinawa前夜祭

飛行機は苦手なので気を紛らわしたかった。音楽をききつつ一緒に来てた友人にずっと話しかけてた覚えがある。正直申し訳なかったのと、ずっと行きと帰りの飛行機で相手してくれてありがとう。

飛行機を降りた後、福岡のエンジニアの中で有名な一団と友人一緒に、クルマで沖縄の海やパイナップルハウスなる謎の建物を攻め込んだりして沖縄を楽しんだ。

そしてYAPC::Okinawa前夜祭会場に向かった。ここまでの僕のPerl経験はCTFの問題を解くときに使ったくらいである。

Perl使いじゃなくてもYAPC::Okinawa前夜祭を楽しめた理由

おもったよりも100倍くらい前夜祭の話を楽しむことができた。理由としては、

  • Perlというくくりオンリーよりも、Perlを通じて一つのゴールに向かう話が多く、Perl使いではない僕も楽しめた
    • 特に、「Perlソースコードを画像にしてみた!」というお話(スライドURLが見つからなかった)は、画像処理をしている僕から見たらとてもおもしろかった。僕も実践してみたい
  • Perlの話を最初数枚スライドに仕込むだけでLTができたのも嬉しかったし、会場からの反応も楽しかった
    • エンジニアとしてのアウトプットを尊重してくれる姿勢がPerlerのいいところだと知った

というのがあるだろう。他にもたくさんあるが、とりあえず僕が特に話したいことだけを載せた。
たぶん、これらのノリこそがPerlerのイイトコロであるとわかった。

前夜祭が終わり、ホテルに帰って寝床につく頃は、次の日にあるYAPC本体にワクワクしていたし、Perlという言語にも興味が湧いていた。

Perl使いじゃなくてもYAPC::Okinawa(本体)を楽しめた理由

結論から言うと、ほぼ前項とおんなじ理由で十分たのしめたし、勉強になった。
Perlを中心にゴールを目指す話やPerlを通じて得たモノを発表する話は、Perlを知らない私へもPerlの素晴らしさと話独自のメッセージが伝わってきたのでとてもよかった。
私が聞いたセッションのうちの、特にお気にい入りのスライドを幾つか紹介する。

LINE NEWS を支える Perl by 谷口 公一

全部Perlが 教えてくれたこと / YAPC Okinawa 2018 ONNASON by Koichiro Nishijima

正規表現オートマトンなどの話 by 新屋 良磨

  • スライドデータが公開されていないので、スライドへのリンクは省略

懇親会では、いろんな企業の方々と話した。同じ時期に大学で合っていた合同説明会よりも1on1で技術の話ができたと思うし、それ故に合同説明会よりもとても濃い時間を楽しめたと思う。
登壇者と発表に関する詳しい話をするのはとてもおもしろかった。また、今度2次面接を受ける会社の方からはPerl関係なく、これからの私の勉強や体験すべきことをお話させていただいて、かなり勉強になった。

最後に

今回のYAPCで、Perlという言語を触る理由が出来上がったと思う。 多分今回のYAPCに僕が行った目的は達成されたかもしれない。 春には仕事で使う使わない関係なく、Perlを触ろうと思う。

しかし、Perlだけでなく、多く大切なことを勉強できた。それらは言葉にはできない本当に大切なことであり、色んな方々の発表を聞いたり話を一緒にしたりして感じることができた。

最後に、Perlを1ミリしか知らない僕に交通費支援をくださったスポンサー企業の皆様、JPAの皆様、YAPCを運営した沖縄の大学生の方々を始めとする皆様、そしてセッションをしてくださった皆様や私と会ったり話してくださった皆様には本当に感謝しています。

YAPC前日と後日に、車を運転できない僕と一緒に沖縄観光をしてくださった日下部さん一団の方々と、僕の友人には誠に感謝しています。4日間本当にありがとうございました。

Appendix

九工大の新入生のみなさん、2018年の何処かで行われる東京で行われるYAPC::Tokyoに一緒に行きませんか?